2022-01-25
不動産売却において、中間省略登記とは何か、あまりよくご存じでない方も多いかと思います。
よりスムーズに売却を進めるにあたっては、その詳細を事前によく理解しておくことが大切です。
今回は、中間省略登記とは何か、その内容からメリットについて詳しくご紹介します。
中間省略登記とは、不動産売却において複数回にわたっておこなわれる所有権の移転登記を、一度で完結させる方法のことを指します。
売却にあたって、たとえば三者間で所有権が移転する場合は、登記の手続きを2回にわけておこなうことが基本です。
ですが中間省略登記では、通常では2回おこなわなければいけないものを、1回だけで済ませられます。
そのため、本来は2回にわけておこなうはずだった登記の手間や、それにあたってかかるはずだった費用も浮かせられるのです。
この点は、不動産売却にあたってメリットとなる部分が多くあります。
通常では、後からさまざまなトラブルが発生しないように、所有権が移転するたびに移転登記をおこなうのが基本です。
ですがそれにあたっては、かかる費用だけでなく、不動産所得税などの税金の面でも負担が増えてしまうことが問題でした。
中間省略登記では、登記を1回にすることによって、それらの手間を省き、節税やコスト・手間を削減することが可能になります。
不動産売却において中間省略登記を利用するメリットとしては、主に2つの点が挙げられます。
1つ目のメリットは「第三者に売却金額を知られなくて済む」ことです。
中間省略登記では、契約書類はそれぞれ別々に作成されるのが中間省略登記の基本です。
取引先ごとに別々に契約書が作成されることによって、それぞれの売却金額を第三者に知られなくて済みます。
そのため不動産の転売によって多くの利益を上げたとしても、中間省略登記をすれば、それらを第三者に把握される心配がいらず、不動産売却においては大きなメリットになります。
2つ目のメリットとしては、節税ができるという点です。
中間省略登記を利用すると、「登録免許税」や「不動産所得税」の2つを大幅に節税できます。
そのため移転登記にかかるコストの削減だけでなく、税金面での負担も減らせるようになるのです。
この点を利用すれば、より税金面を工夫しながら売却手続きを進めることが可能になります。
このように不動産売却において中間省略登記を利用すると、登記にかかる手間やコストを省き、トラブルの発生を防ぎながらより安心して転売や売却をおこなえるのがメリットです。
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