2023-02-07
固定資産税や都市計画税を滞納してしまった場合、その不動産は売却できるのでしょうか。
売却できる条件や対応をご存じないと、売却間近になって慌ててしまうため、事前に把握しておくことが大切です。
そこで今回は、固定資産税を滞納するとどうなるのか、税金の支払いが困難な場合の売却方法とあわせて解説します。
不動産を所有している限り、固定資産税を支払わなければなりませんが、滞納してしまった場合は不動産が公売にかけられてしまう恐れがあります。
税金を滞納すると住宅が差し押さえられて売却困難となり、公売にかけられるのが一般的な流れです。
住宅の差し押さえは滞納からすぐにおこなわれるわけではなく、事前に税務署から督促状が届きます。
それらの通達に対応しなかった場合に差し押さえとなり、滞納期間が長ければ長いほど重たい処分を受けなければなりません。
住宅が公売にかけられると強制退去となるだけでなく、第三者へ売却された不動産を取り戻すことは困難です。
固定資産税を滞納していても差し押さえ前であれば、滞納分の税金を支払うことで売却が可能になります。
分割払いで対応してもらえる場合もあるため、一括払いが難しいなら税務署で分納の相談をするようにしましょう。
ただし、税金を滞納してしまうと延滞税が発生してしまうので、滞納した日数が多ければ多いほど金銭的負担は増えていきます。
また、差し押さえ後であっても、一定の条件を満たせば売却可能です。
住宅の差し押さえを解除する条件には、売却益を税金の納付に充てることや税務署へ解除費用を支払うことなどがあります。
それぞれのケースによってどうなるか判断されるため、不安な方は税務署に連絡してみると良いでしょう。
税金滞納後も自宅を手放したくない場合には、不動産の名義を親族に売る「親族間売買」がおすすめです。
親族に自宅を買い取ってもらい、その売却益で税金を納付できれば差し押さえや公売を回避できます。
また、売却後に賃貸物件として借りる「リースバック」も有効な方法です。
資金的な余裕ができたら自宅を買い戻せるため、家がなくなる心配もありません。
その他、任意売却をすればオーバーローンの状態であっても、不動産売却が可能になるでしょう。
それぞれの状況に合わせて、適切な売却方法を検討することが大切です。
固定資産税を滞納すると、自宅が差し押さえられ公売にかけられる恐れがあります。
差し押さえ前と後では売却できるか対応が変わってくるため、それぞれの状況に適した行動を取ることが重要です。
税金の支払いが滞っていても、親族間売買やリースバックをおこなえば、スムーズに売却できる可能性が高まります。
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